Headphone Amplifire

MHPA-FET (11) ATH-A2000X & LT1113

自宅のスピーカーはすっかり鳴りをひそめ、もっぱらイヤホンで音楽を聴いてきていたのだけど、最近はヘッドホン。少し進歩した。ソースはiPod TouchでアンプはMHPA-FETアクティブGND改造。で、HD650やDT770PRO、あるいはESW10JPNでは問題なかったのだけど、…

MHPA-FET (10) Silver Solid Wire & S001

オヤイデ電気で買った、φ0.8mm銀単線、800円くらい/m、を使ってドックケーブルと電源接続ケーブルを作ってみた。被覆は、銀線に付属してきた半透明のチューブ。 銀線については、ギラギラする、とか、低音でない、などと書かれていることが多いので少し心配…

DECWARE Zen Head ZH1 & ER-4S

アメリカの真空管アンプ屋さんの意地のパーツ選択(voicingと呼んでいる)のせいなのか、わざわざOPアンプ1回路を余計に積んだり、大きな捲き線抵抗器を使ったりして作られたクロスフィード回路のせいなのかわからないけど、DECWAREのZH1の音はとてもいい。…

DECWARE Zen Head ZH1 & OPA627

Schneiderという昔からの由緒あるドイツのレンズメーカーがある。最近の日本で触れられる製品は大判用のレンズと一部のデジタルカメラのレンズ用フロントリングくらいだけど、戦前から戦後しばらくにかけて35mm版など小型カメラ用のレンズメーカーとして、中…

MHPA-FET (9) Muse FX & AD797

Li-IONの3セル1800mAhの充電池を手に入れ、自作定電圧電源もツェナーを変更して電圧を15Vに上げ、DT770PROも良く鳴るようになって、MHPA-FET改に再度手を入れてみることにした。 DECWAREのZen Headで、Muse FX 50V/330uFがなかなか良かったり、また9V電池か…

beyerdynamic DT770PRO Recable など

1800mAhの充電池を入手したおかげで、beyerdynamicのヘッドホンなんかでも外出時に持ち歩ける。でもそれにはあのカールコードがいかにも邪魔なので、リケーブルしてしまうことにした。ゼンハイザーと違い、ケーブルが着脱可能というわけではないので、ケーブ…

MHPA-FET (8) 12V充電池 & Zen Head

ごく最近、ヤフオクに12Vで1800mAhというふれこみの2次電池が大量に出品されてきていて、2000円ちょっととリーズナブルなので、はずれ覚悟で買ってみた。モノは、Li-Ionの3セルで定格は10.6V、満充電時実測12.5V、終了時開放実測9.5Vくらい。充電用の専用AC…

CMoy (30) Triple.fi 10 Pro & TLE2141/TLE2142

CMoyも無事に2号機をロールアウトして一段落。ドックケーブルを作ったり改造したりしながら、中音域が派手に張り過ぎていて駄目だな、とずいぶん前に没にしていたOPアンプ、TLE2141/TLE2142を再度試してみた。4回路品のTLE2144は、TL084の替わりにMusical Fi…

3ch CMoy 2号機 (5) 完成する

Triple.fiで発振していたように聴こえたのは、シャーシをちゃんと組んでアースを取っていなかったためと判明。Vishayの小型のP9ボリューム、10kΩAカーブの立ち上がりが急峻なのと、無音からの立ち上がりが左右で相当違うのをなんとかしようと、ボリュームに…

3ch CMoy 2号機 (4) 音でる

実装ほぼ終了、相変わらずの一発完動、一発で音でた。まだ付けていないのは006P電池用のソケットで、これはリヤパネルとプラスティック製電池ホルダーの加工が必要なので後回し。 L/RにOPA637、GNDとGNDのバッファにOPA627でTriple.fi 10 Proで聴いたところ…

3ch CMoy 2号機 (3) 実装はじめる

大きなメカ部品を取り付けたので、回路を決めて小さな部品の実装をはじめた。 回路案↑ 1号機の最終的な回路である「GNDチャネルだけA47式な3ch-CMoy」をベースとして、OPA637 vs Super.fi 3 Proでの発振の対策になれば、と出力にZobel networkを追加してみた…

3ch CMoy 2号機 (2) フロントパネルをつくる

こういうアンプを作るときの標準的な作業の順番ってあるんだろうか。僕の場合はまずフロントパネル。今回は、ボリューム、入出力ジャック、電源スイッチ、の4つの穴の位置あわせが難関。ジャック部分は6mm径のところに7mmの穴を開けて、フロントパネルから電…

3ch CMoy 2号機 (1) 部品配置をかんがえる

ボリューム一点豪華主義、GDNチャネルを含むアンプ基板交換可能、がコンセプトになった初号機に対し、2号機のコンセプトは安定性とOPアンプローリングの容易さ。 ボリュームはDigiKeyから来たVishay(10kΩ、Aカーブ)で、基板に直付けされたボリュームと電源…

CMoy (29) Triple.fi 10 Pro & LT1028

Super.fi 3 StudioがOPA637で特異な発振を起こしたので心配していたのだけど、同じUltimate EarsのTriple.fi 10 ProはOPA637でも発振せず問題なし。いろいろ事情があるんだろうな。 OPA637は、この3ch-CmoyのL/Rチャンネルに使うととてもバランスのいい音を…

CMoy (28) SHURE SE530 & LT1469-2

LT1469の位相補償なし高速版、LT1469-2をL/Rチャネルに入れてみた。それほど派手にではないけれど、よく出るパターンのボリュームを回すとがりがりいうタイプの発振が発生する。このOPアンプ、ある種の終点のようにも感じているので、こいつと、常用のSE530…

CMoy (27) Westone UM2 & OPA637

L/RチャネルのA47がどうしても不安定な気分なのでA47を解除して、OPアンプ一発にしてみた。GNDチャネルの方が一層不安定なのだけれど、A47で、特にOPA627x2で得られる低音のパワーアップが尋常ではないのでそのまま。おまじないとして2段目のボルテージフォ…

CMoy (26) 3ch-A47-Cmoy

引越し荷物の中からガス式ハンダゴテの発掘に成功したのでちょっと工作。 引越し前、4ch構成。 引越し後、3ch構成。 4ch構成で市販されていたヘッドホンアンプでも結局3chに戻っていたりしているようで、司さんのところの4chアンプについての考察も参考に、…

CMoy (25) So far...

This is the schematics of my 4ch-buffered-CMOY headphone amplifier. My DIY headphone amp started from a pure CMOY with OPA2134, and then after additional buffers and channels were added not solely logically, but under existing physical con…

マルツ MHPA-FET Kit (7) LT1469-2

しばらく、といっても1ヵ月くらいか、ハンダゴテを断たなくてはならないのでその前になにか華やかなハンダ付けをしておきたくなった。LT1469が発振せずにMHPA-FET改で動くようになったこともあるので、ブツはLT1469-2、LT1469の高速版である。数か月前にDigi…

マルツ MHPA-FET Kit (6) LT1469とAD8397

MHPA-FETに入れて発振してしまっていたLT1469、司さんのサジェッションに従って帰還抵抗の定数など変更してみた。SR-71という人気のあるアンプでは帰還抵抗が数100Ωと低いらしい、ノイズ対策らしい、などという話もみかけたので最初は調子に乗って470Ωと100Ω…

マルツ MHPA-FET Kit (5) 3ch、内部GND用チャネルにバッファ追加

改造して3.5ch化、つまり抵抗分圧だけのGNDに対して、OPアンプのボルテージフォロワを加えて3chめのGND(内部回路用のGND)、OPアンプ+プッシュプルFETバッファを加えて4chめのGND(外部出力用のGND)を作っていたMHPA-FET。音は、ネット上の評価通り穏やか…

CMoy (24) LM6171もスタックさせてみる

左側がL/Rチャネルバッファ用のLT1364x2。手前はL/Rチャネルの初段のOPA211x2で、その出力にLT1364のボルテージフォロワがLとRに2個ずつ、10Ωを介してパラに接続されている。 右側が3/4チャネルの初段と3チャネルのバッファとなるLT1364+LM6171。3チャネル目…

CMoy (23) LT1364をさらにスタックしてみる

せっかくなので、Ch3/4の初段OPアンプにもLT1364をスタックし、Ch3にA47接続してバッファとしてみた。A47と言っても、合成抵抗は10Ωを1本だけ。 Ch4のバッファは今まで通りTrなので、今回スタックしたLT1364はもったいないけど1回路使い。Ch3/4の初段OPアン…

CMoy (22) LT1364をスタックしてみる

xx野研究所(自宅の作業部屋)はyy川新研究所への引っ越しを控え、設備をzz島研究分室(実家)に移動させたり箱に詰めたりして小休止中。 小さなアンプ1号の最新の状況。L/Rチャネルのバッファ段のOPアンプを、GNDチャネル同様にシングルA級のTrにして、消費…

USB充電ヘッドホンアンプ (6) さっさと行かない、涙

机上で回路図考えて、部品を全部ユニバーサル基板に実装したけど動かない。コンパレータLM339で制御しているはずのLEDやトランジスタスイッチの動作がてんでおかしい。涙。 どうも、LM339の出力端子であるオープンコレクタの動作とか、トランジスタを飽和領…

USB充電ヘッドホンアンプ (5) さっさと作ろう

↑DLGの急速充電器、中国製。端子部分をハンダ付けしてしまって、接触不良はなくなったはずだけどなんかどこか不安定。充電終了時にはLEDが赤から緑になってトリクル充電に入るはずなのに、LEDが消灯してしまったり、あるいは充電終了時の電圧が9Vにも達して…

USB充電ヘッドホンアンプ (4) 充電回路を考える

ポータブルヘッドホンアンプ用にしようか、と思っていた薄いプラスティック製のケースを使って充電器をつくることにして、おおよその回路を考えて、部品の配置を検討。 むーん。これは、部品が全部は載せられそうもない。ショートしたときに電源を遮断する回…

USB充電ヘッドホンアンプ (3) 市販DC/DCコンバータ

せっかく手配したので、市販品のDC/DCコンバータ(入力5V、出力12V)を2種類試してみた。TOKO製12N10K1(262円)とCOSEL製SUCS1R5-0512C(900円)。 USBパワーの5Vを左側の黒いTOKO製のDDコンに入れて、出力電圧に8.2kΩとLEDを繋いだところ。電圧8.5V。負荷開放…

CMoy (21) いい音めざしてまだまだいじる

昔のBrownDog変換基板に載せて、なんとか無理やり詰め込んでいたOPA211やOPA827を、最近のBrownDogのスマートな変換基板に載せ変えた。これは音ではなくて見た目、いや開けた目の改善。 基板の両面に1回路のSOPのOPアンプを1個ずつ載せて、DIPの2回路入りに…

CMoy (20) やっぱりクラスA動作か...

USBで006Pを充電するために作り始めたディスクリートのスイッチドキャパシタが一発では動いてくれなかったので、小さなアンプ2号、USB充電版は保留中。ひよってしまって、LT1054なるスイッチドキャパシタICも手配してしまっているので、ディスクリートでどう…