マルツ MHPA-FET Kit (5) 3ch、内部GND用チャネルにバッファ追加


改造して3.5ch化、つまり抵抗分圧だけのGNDに対して、OPアンプのボルテージフォロワを加えて3chめのGND(内部回路用のGND)、OPアンプ+プッシュプルFETバッファを加えて4chめのGND(外部出力用のGND)を作っていたMHPA-FET。音は、ネット上の評価通り穏やかで中庸で余裕があってたのもしい。この傾向は、OPアンプをちょっと変えたくらいでは動かず、安心して聴けるものの小さなアンプ1号の方が聴いていて楽しかった。


小さなアンプ1号で、3chめのGNDにもバッファを加えてちゃんと4ch化したらさらにがんがん低音が出てきたので、MHPA-FET改もきちんとした4chにしてみた。



左側、子基板が追加GND回路で、そこの2回路OPアンプをスタックして、3chめのGNDの方にボルテージフォロワをパラで、A47風に接続してみた。OPアンプはLT1364。


低音、がんがん出てきた。穏やかなMHPA-FET、過激な小さなアンプ、と傾向の違いはあるけれど、全体的には小さなアンプ1号を超えたかもしれない。余裕のあるリファレンス的な音だ。



いろいろ試して、L/Rチャネル用のOPアンプは結局鉄板のOPA627x2。BrownDogのマウント済みのもの。基本的に穏やかな音のMHPA-FETには、しゃきしゃきしたAD8672が合うのだけど曲によってはちょっと腰高な印象。水準の高いきっちりした音の出るLT1469はとてもいいのだけど、なぜか発振気味。OPA211よりはOPA827の方がアンプ本来の音にマッチする感じで、OPA627はさらにいい。OPA637あたりも試してみたいところ。LT1469は、小さなアンプの方に回わすことにした。