2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

1960年代のアンプと1970年代のアンプ

サンスイ製AU-777D、1969年発売、59,500円。 ラックスマン製L-505V、1975年発売、95,000円。 カタログ上の最大出力値に意味があると思えないけど、一応書くと、AU-777Dは 30W x 2、L-505Vは 55W x 2。年二桁成長の高度経済成長期のなかでも1960年代末から70…

サンスイ AU-9500の話 (8)

Heavy Dutyらしい日立製の2SC984がなんとか耐えて動いているっぽいけど、常に定格の2割増の電圧がかかってる、ってのはやっぱりなー。音はいい。いろいろ聴くと、しっとりと中身が詰まったようないい感じなのだけど、開放的な感じがちょっと足りないような気…

サンスイ AU-9500の話 (6)

電源の平滑コンデンサを63V/4700uFから63V/10000uFに交換したのは大正解。こんど秋葉でコンデンサ屋に報告しなきゃならん。 残すはドライバー基板と出力パワートランジスタ。面倒そうなドライバー基板のチェンジニアリングにとりかかります。 コンデンサの手…

サンスイ AU-9500の話 (7)

ブツブツ、プツッ、なんてノイズが出る状態じゃおちおち週末を迎えることもできない。 今日は帰宅して、とるものもとりあえず、スパゲッティを茹でるのも後回しにして、左右ドライバー基板を取り出してハンダゴテに火を入れた。 ノイズが出る方の基板をなが…

市販アンプ使用トランジスタ大調査

「大」ってことはないのだけど、webに載ってる分解写真、サービスマニュアルの回路図、取説中のトランジスタリストからの類推(C1431/A762とあったら、これはドライバー、とか)、そして自分で分解してみた結果、をせっかくなのでまとめておこうと思った。 …

サンスイ AU-9500の話 (4)

修理済み品をヤフオクで落としたサンスイAU-9500。各部の機構は快調だけど、高音は曇り、低音ぼこぼこで伸びず、と音はかなりいまいち。修理で交換されていなかった部品の劣化、2SA726->2SA992など修理で交換されたトランジスタの影響、もともとの設計や部品…

サンスイ AU-9500の話 (5)

秋葉に着いて、ニッケミKMHの在庫が豊富なガード下のお店に直行してみる。 うろうろ店先を見ていると、ちょうど見たような大きさ、そうこれはきっと径40mm長さ80mmに違いないコンデンサが目に入った。手に取ってみて見ると、ニチコンのGold Tuneという63V/10…

サンスイ AU-9500の話 (3)

部品交換中、あと一息。ORIGINAL - REPAIRED - NOW! - 2SK30 - 2SK30 - 2SK30 2SC1313 - 2SC1845 - 2SC1400 2SA726 - 2SA992 - 2SA726 2SA726 - 2SA992 - 2SA606 (プリアウト) 2SC634 - 2SC1815 - 2SC943ほかに、セラコンをマイカに変えてしまったり、ブー…

サンスイ AU-9500の話 (2)

まずは出力のDCバランスと、出力段のバイアス電流を測定してみます。 サービスマニュアルではDCは+/-30mV以内、バイアスは30〜40mAとされてます。この修理後の実機では、バイアス電流が各チャンネルともにちょっと控えめ、15mAに調整されていました。 パワー…

サンスイ AU-9500の話 (1)

パワーアンプ5台は作れるくらいのトランジスタが、ヤフオクや台北光華商場で集まってきた。 さあどう作ろう、といろいろと自作サイト修理サイトをぐぐっているうちに、いままであまり興味がなかった日本のメーカー製のアンプの内部コンストラクションや回路…

少数民族系ネットアイドル?

僕の好きなニュースサイトの記事から。 すごい売り出し方だなー。すっかり中国は、四川省奥地に至るまで資本主義国、ってことなんだろうな。写真はあまり関係ありません。深釧、今年の8月。

中身

電源インピーダンスを低くしようと、デカップリングCが載った基板と信号経路の基板とを重ねて、最短配線を狙ってみた。

回路を考えた

げるぎえふI型は、ディスクリートトランジスタを使った初めての設計。OPアンプにバイポーラTrの1石エミッタフォロワのバッファが付いたもの。いまふりかえれば、設計というほどのものではないのだけど、各部の定数など、ブレッドボードに抜き差ししながら考…

げるぎえふI型ヘッドホンアンプ

友人の依頼を受けて作ったヘッドホンアンプ。 アメリカンなエクステリアデザインがチャームポイント。プリアウトを追加する、メンテする、と強制里帰り中。

C959/960とA606/607

探したC1161/A653はなかったけれど、C959/A606系はあった。やっぱり初期ロット。台湾なむ。

C1014

一部で、かみのいし、とたたえられているらしい2SC1014。 台湾ならこのくらいは楽勝らしい。なむ。

D180/A627

D218/A649はなかったけれど、これはある。なむなむ。

明細單

先月末の台北出張のとき、日本にもどる日の午前中、台北の電気街である光華商場に行ってきた。 プレハブの仮店舗街の中の細かい店を、よさげな(日本で売っていなさそうな)デジカメはないかな、と歩いていたら、よさげなトランジスタを売ってる店を発見。な…

2SA726G 初期ロット

なんといっても最大の収穫は2SA726を一つかみ。 Gランク初期ロットとか、1個8台湾ドル(30円くらい)とか、78個とか、ちょーありえない。なむ。うわさにたがわず足の金属の色が違う。萌え。パーツ箱の中の半分くらいを掴んできたので、あと80個くらいあるはず。