MHPA-FET (10) Silver Solid Wire & S001



オヤイデ電気で買った、φ0.8mm銀単線、800円くらい/m、を使ってドックケーブルと電源接続ケーブルを作ってみた。被覆は、銀線に付属してきた半透明のチューブ。


銀線については、ギラギラする、とか、低音でない、などと書かれていることが多いので少し心配だったのだけど、全然Ok。Montroseの銅線+金メッキ銅単線の組み合わせよりもバランスがいいように思う。よかた。写真のヘッドホン、ATH-ESW10JPNは締まった低音ともってまわったところのない直截な再生が気持ちいい。さすがにDT770PROやHD650と比べてしまうと高音の金属っぽさから来る安っぽさが気になるけれど、小さいし、MHPA-FET改外付けバッテリー駆動版との組み合わせも格好いい。

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表題のS001というのは携帯電話の名前、auの今年の春モデル、8MpixのCMOSセンサーの載ったCybershot携帯の最新版のことで、上の写真はS001で撮ってみた。今まで使っていた昨年版のCybershot携帯、SO905iCSからの乗り換えで、それなりに期待をしていたのだけど...。
S001 against SO905iCS
PROS:

  • カメラの起動が早い
  • 暖色系蛍光灯でのAWBが正確

CONS:

  • 数センチまで寄れるマクロがない
  • 色付き周辺減光が発生する
  • 光学ズームがない
  • VGAクラスで横長の画面設定がない
  • メモリーカードの抜き差しに電池を外す必要あり

カメラとしてはSO905iCSの方が数段格上か。新機軸の8MPixも、メール添付に使えないわカードは気軽に取り出せないわ、ではしょうがない。欠点の上から3つ分はすべて、かさばる屈曲光学系を止めてしまったことの弊害だ。むーん。確かに携帯本体の厚さはだいぶ薄くなっているけれど、薄さを追求して基本性能に妥協するなら、Cybershotという名前を外してやってくれ、って感じだ。まだわからないけれど、これで電池の持ちがいい、というようなことでもあれば少しは救いになるのだけど...。


SO905iCSのときには携帯で撮ってそのフレーミングのままでこのblogに載せて、ということができていたのだけど、マクロが弱く使える望遠もないS001ではトリミング必須になってしまいそう。カメラの起動時間の速さは、このblogに載せるような写真の場合は関係ないけれど、台湾に出張に行ってタクシーの窓から急いでバイクとか撮りたいときには便利そう。


上に載せたHDR風写真は、Photoshop Elements4で、シャドウ補正、レベル補正、コントラスト補正、彩度補正、プラグインのNoise Ninja、を行ったり来たりしながらレタッチしていると完成する。Photoshop CS2あたりならば、Lab変換、トーンカーブ補正、などを使ってもっと楽にできる。
ちなみにレタッチ前の状態はこんな感じ↓

HDR風をうまくやるためには、レタッチ前の状態でもそれなりにライティングがきちんと回っていないといけない。


暗部を持ち上げるため、ノイズ除去も重要になる。フォトショップには2つの市販ノイズ除去プラグインを入れてある。Noise NinjaよりもNeat Imageの方がエッジの処理など自然でいいのだけど、Neat Imageはノイズレベルのサンプリングに自由度が少なく、なかなか本領発揮はむずかしい。いずれにしても、もともとの画像の素性がよくないとHDR風はうまく行かないから、S001は一応合格。



なんとか合格したS001


このS001の写真はDSC-W180というソニーの海外市場向けデジタルカメラによるもの。昨年の日本モデル、DSC-W170よりも数字は10増えてるけど、手ぶれ補正が電子式になる、などスペックは劣化している。それでも、10MPixでLiIONで金属ボディで2.7インチの液晶でIt's a Sonyで130ドル前後、ということで日本を除く全世界では絶賛発売中。12MPixの姉妹機のDSC-W190の方は日本国内でソニー製DSC最廉価製品として販売されている。Amazonで1万8千円くらい。携帯のカメラも、まだもうふた息くらいがんばって欲しい。屈曲光学系止めたりしてる場合じゃないのになー。