audio-technica ATH-A2000X 側圧強化改造


普通に聴いているときと、ユニットを両手で耳に押し付けるようにして聴いたときとで差があり過ぎるので、緩すぎる側圧を強化してみることにした。いわゆる某巨大掲示板あたりで、ピアノ線で補強云々と書いてあるのを見かけたので、模型屋さんに行ってちょうど良さそうな太さの1.5mmのものをゲットしてきた。


1)Φ1.5mmのピアノ線をヘッドバンドの形に曲げます。


2)ピアノ線とヘッドバンドとにヤスリで刻みを入れてから、Φ0.2mmのピアノ線を使ってヘッドバンドの根元で縛り合わせます。


3)0.2mmのピアノ線でグルグル巻きしたところをエポキシパテで埋めます。


4)エポキシパテの上から革のレースをぐるぐる巻いて見た目を整えます。


5)完成。ぱちぱち。


改造前は、頭を振ったりするとずり落ちそうになってしまってたけれど、もう大丈夫。じっくりと焦らず、作業そのものを楽しむ心構えでかかれば案外きれいに仕上がるものだ。最後に、白いエポキシパテをどうしよう?となったときに、安易に黒いマジックで塗り潰したりしないでよかった。これなら外出時に新幹線の中なんかで使っても違和感ないし、現にさっきこれつけて仙台から東京に帰ってきたところだ。


音は、「手で押さえつけた時の音」−(マイナス)「ハウジングの振動が抑えられ金属風が減った感じ」。ハウジングのダンピングや吸音材の調整はまた別途。