Pioneer DV-600AV (8) これでいいかも


「Pioneer DVD modify」とかで海外のサイトをぐぐっていたら、PioneerのDVDプレーヤーに音質対策の改造をする業者、というようなのが複数あることを発見した。こことかこことか。


世の中、不思議なことになってきているんだなー。改造内容は、メカをダンプする、電源ケーブル交換可能にする、コンデンサや抵抗を替える、OPアンプを替える、外部電源化する、などなどで料金は400ドルくらいから。さらにぐぐると、Pioneerの業者改造もやったけど、PanasonicのDVDプレーヤーのプチ改造が最高、と主張するこんなサイトもある。知らなかったのだけど、Panasonic、名前が長いせいかこういった連中はこれをPannyと呼ぶ。A stock Panny DVD、などとあったら、無改造状態のパナソニックのDVDプレーヤー、という意味だ。Panny、かわいらしい。


PioneerはPioneer。My modded Pioneerの背面に新設した外部電源端子にコンデンサを追加してみた。47uFくらいでも違いはあるけれど、12V、5Vともに220uFを付けてみたらかなりいい。ちょっと詰まり気味だったところが開放的になり、最低域もすこし出てくるような感じがする。47uFがニッケミKHA、220uFがKYだったのでその違いもあるかもしれないけれど、もうここはKY100V/220uFで行こう、と、筐体内に電解コンデンサを取り付けてみた↓


それよりも、1日経って聴いてみたら、音全体が外部電源取り付け直後に比べて相当いい。一本調子に流れてしまうようなところがほぼ一掃されて、ちょっとEIDOS出てこい、というような気分になる。どこかのなんかのエージングか、僕の耳や脳の状態の違いだろうか。音のレベルが全体的に上がったためか、4580から交換してしまっているOPA2604↓

の癖、聴かせどころをまとめてコブシを効かせて歌い上げる、というようなところが気になってきてしまった。


交換するならAD8620で行きたいところだけど今は手元に8610しかないし、上で紹介した改造屋さんはAD8066を使っているみたいだ。総合的には8620の方がパフォーマンスが上のようには思うけど、明るい8620に対して8066は暗めでしっとりしていて違う魅力もある。8620に比べると発振しやすいと思っているのだが、改造屋での実績があるのなら大丈夫だろう。交換してみた↓

頭ひとつ飛び出しているOSコンは、DAC、PCM1742のアナログコモン端子用の10uF。茶色いのはOPアンプ前後のカップリングで、Sony CDP-XA5ESから外したニッケミのオーディオ用を流用している。100uF。緑のMUSESonyからのおさがり。


1日でずいぶん変わったのでまだ変わるのかも知れないけれど、コブシを効かせるおじさんもいなくなって、CDP-XA5ES改のような過激さはないけれどすばらしい。さあEIDOS、でてこい、かな。