Musical Fidelity A200 (1) ジョイント交換

貸し出ししていたミュージカルフィデリティA200が帰ってきました。韓国の城南市の中古屋でぎりぎり動作品を買って整備改造した愛用品です。手を入れている箇所は、

  • コンデンサや抵抗器の交換
  • TAPE2の機能を潰してプリとパワーの分離使用をサポート
  • プリのTL074をAD8620x2に交換

など。McIntosh MC2505やLUXMAN L-309VやAU-9500と比べてみると、記憶の中の少し湿度感の高い音とは異なり、とても端正でまじめな音。


少し前にwebで、A200のソースセレクタとボリュームの、シャフトのジョイントを交換している例を見たので真似してみることにしました。

オリジナル状態のジョイントはリジッドな金属パイプ(参考:http://amp8.com/tr-amp/foreign/musical/muf-a200.htm)で、ノブを回すたびにセレクタスイッチやボリュームが基板からもげそうに動く。webでの例と同じフレキシブルなプラスティック製ジョイントに替えたら、もげそうにはならないし、回す感触も軽くなめらかになって、もっと早く対処すればよかった、という感じ。


写真の右下に見えるRCAケーブルは、プリメイン使用時の接続ジャンパー。アースループを嫌ってグランド線は繋いでいない。セレクタのシャフトの左側にあるのはフォノアンプ。OPアンプはオリジナルのままでTL082。タンタルコンデンサのように見えるのはタンタルコンデンサで、もともとは電解コンデンサだったところ。シャフトは、前に開けたときに磨いて油をひいておいたのだけど、あの熱さではしょうがないのかな。むー。


フォノアンプ上空から。

ボリュームの向こうに見える手作り風は、AD8620x2基板。そのさらに奥に見えるビニールは電源のトロイダルトランス。


僕のA200、天板の上で卵を調理できるかどうかをテストした際のダメージで、天板の黒塗装がはげはげ。スプレー買ってきて塗装もしてやらなくては。で、テストの答えはぎりぎりYes。じわじわ焼ける。1時間くらいかかってじわじわ硬化していく。でも乾燥し切ってしまって、とても食べようという気にはならないものができあがる。なむ。