CMoy (16) とりあえずOPアンプ


出力GNDをTrのシングルエミフォロにしたら音はとてもいいけど大振幅時に音が振られてしまう。というわけでプッシュプルのエミフォロを組んで↓、入れてみた。ましにはなったけどやっぱり音が振られる。



デュアルOPアンプ2回路目ボルテージフォロワ互換プッシュプルバッファ。Trは2SC1400と2SA726。


大振幅試聴トラックは浜崎あゆみのアルバム、LOVEppearsの4曲目、And Then。試聴イヤホンはDENON AH-C700↓



海外のHeadwizあたりでSHUREやWestoneと同列に語られている日本製イヤホンとして珍しい存在。


電源を、7セルの006P型NiMHから自作12ボルト定電圧電源に変えると音の振られはなくなる。バッファをOPアンプにしても音が振られることはないし、LM6172のようなICならばそこそこ迫力のある低音が出ることもわかってきた。そこでいろいろぐぐったり、Platycerusさんのところを見たりして、最近流行りのOPアンプICを手配してみた。



入手したうちDIP8のICはこの写真の4種類。他にSOPでOPA827とかOPA211とかLT1469とかAD8672など。PortaphileのGNDチャネルに入っている、ということで、LT1210なるICもついでに確保。


しかしこのLT1364というのはすごいスペックだなー。早速、L/RとCh3および出力GNDの前半にOPA2227、出力GNDのバッファにLT1364を入れてみた。本当は全部LT1364にしたかったのだけど、これから新幹線に乗るのでバッテリーが瞬殺されてしまっては困るのだ。この組み合わせは、低音寄りでよく弾む、でもどこか根の暗い、しっとりした良い音。


大振幅で音が振られてしまうのは、L/Rにも出力GNDにも入っている、ループ内の47Ωが犯人ではないか、と考えている。A47式というのは、電源電圧に余裕がなくて、負荷が数10Ωと重い場合には実は向いていないんじゃないだろうか。OPアンプローリングしながら検証してみる予定。