Sony CDP-XA5ESの話 (5) 撤去

いよいよ改造の実作業に着手。今回の目的、DAC(CXD2562Q)からの信号を直接Mixing/Outputバッファで受けて出力する、という構成に関係ない部品を、DAC/アナログ段基板から取り外します。


まずはCXA8042 x 2を外してみた。

すこしピッチの狭いDIPパッケージだけど、片面基板だし、変に足が曲げられていなかったのであっさり取れる。
ソニーはこれをカレントパルスDACという名前で売り出していたけれど、型名がCXDではなくCXAで始まっているし、効能がよく分からないけどずっと後のSACDプレーヤーにも使われているみたいだし、謎の多いLSI


次に、アナログ出力段の部品を撤去して行きます。

残すのは、ミュート制御関係(写真の下端)と、ヘッドホンアンプへの分岐関係(写真の右端)と、バスバーのフィルターコンデンサなど。Silmic 220uFがこの写真では外れているけれど、これは大きくてこれからの作業の邪魔なので一旦外したもの。


アナログ出力段撤去完了。

ずいぶん基板が軽くなった。

Mixing/Outputバッファが、この↓ように載っかる予定。


CXA8042の周辺部品を一気に外した。

ニチコンMUSE電解コンデンサやら3端子レギュレータやらジャンパーやら。
ぜぃぜぃはぁはぁ。お皿の中がこの基板から撤去した全部品。


ものすごくシンプルで、軽い基板になった。


この後は、信号を拾うところの配線と小細工、電源を拾うところの小細工、になります。