Sony CDP-777ESAの話 (1)



CDP-777ESA外観。



CDP-777ESA中身(改造前)。


ここはてな日記の私のプロフィールのところに作りかけ放置状態のページのURLを貼っていて、そこにソニーCDP-777ESAというCDプレーヤーの改造記の書きかけがある。そこのページでは、ソニーのもともとのアナログ出力段のOPAMPを取っ替えてコンデンサを増設して、と頑張ったのだけど、約2年前にこの路線はあきらめて、オリジナルのアナログ出力段を撤去し、アナログLPFやDCサーボをはしょってOPAMP一発のバッファにして聴いていた。



OPAMP出力段。



その回路図(というほどのものではない)


このCDプレーヤーに使われている1bit DAC、CXD2562Qからは電圧出力がバランスで出てきているので、それをOPAMPで受けてシングルエンドに合成し、出力カップリングを介して外へ。オリジナルの複雑な、NE5532が大量に投下された状態での一風変わった音は、この改造で一掃されて元気な音が出るようになっていた。


半年ほど前に、さらなる元気を追い求めディスクリート化するぞ!、と始めたのだけど、いろいろ慌ただしくて放置してしまっていたのを再開してみる。AU-9500は一回休みだし。


放置する前には、



3段もある複雑(注:自社比)な回路の設計は初めてだったこともあり、動作点がおかしかったのかこんな↑波形に苦しみながら定数を考えて...



ブレッドボードに組んでああでもないこうでもない、と抜き差ししながら素子を決めて、なんとか差動合成兼出力バッファの回路図をFIXしていた↓



最初はオープンループゲインがとても高いOPAMP風の回路から始めた。その状態でもなかなかにいい音が出てきたのだけど、ものはためし、と、金田式の回路図をまじめに(注:自社比)見ながらオープンゲインを下げてみたらびっくり。音がものすごく開放的だ。


結局、初段の差動のトランジスタ間にエミッタ抵抗を入れ、2段目のエミッタ接地の負荷も能動負荷ではなく抵抗として、オープンループゲインを約1倍強まで下げた。ゲインがいらないのだから、こんなOPAMP風ではなく、もっと全然違う回路もあり得るのかもしれないけれど、せっかくここまでやったので、もうこれで行こう。


ゲインを下げること(NF量を減らすこと、かな)で、OPAMP風のときに入っていた位相補償コンデンサやベースに入る抵抗を外しても発振しなくなって、言うことなしだ。OPAMP、というのは、音楽を聞くための回路としては本当に向いていないのかもしれないなー、と感じた。


この回路図、今みると、初段差動の片側に6.8mAというのは流しすぎのような気がするけど、ここを減らしてなおかつオープンループゲインを抑えようとすると、2段目を含めて動作点の設定が面倒くさそうだからこれで行きます。


さて、



アンプ基板、こんな中途半端な状態で半年も放置してしまっていたので、



再開します。




今日はここまで。
ちなみに電源の回路はこんな感じ↓



NF量が少ないので、整流平滑しただけ電源、では、平滑に数万uFを投入しても電源リップル起因のノイズが取れ切れないので簡単な定電圧電源を組んでみた。
電源部分の実装はCDプレーヤー底板の上で、バランス出力ヘッドホン出力基板を取り払ったスペースにちょうどうまい具合にはまる予定↓。正負両電源で定電圧部は左右チャンネル独立。2個のトランスは左右ではなく正負。定電圧源にLEDが並べてあるのは適当なツェナーがなかったためで、他意はありません。



今週中には完成させたいなー。