CMoy (14) 4ch-A47 2SC960


オーディオ用中電力トランジスタの決定版、最終兵器、至宝、最後の頼みの綱、である2SC959/960を投入してみた。



2SC960はサビが目立つけど一応新品、台北の光華市場でみつけた初期ロット品。OPアンプは一番癖が少なそうなLM4562を3個。


今まで何回も、2SCC959/960を入れて音を聞いてびっくりして、を経験してきたけれど、今回も驚いた。出力GNDのバッファを1石エミフォロにして、もうこれ以上は低音出ないだろう、というくらい低音が出るようになっていたのだけど、さすがに最終兵器は期待を裏切らない。低音に限らず、高音も、より一層生き生きと鳴りだして、iPodの中の曲を次から次へと聴き直したくなる。まったくこのトランジスタはどうなっているのだろう。ほんとにただのトランジスタなのか?



昨日とほとんど一緒だけど回路図。この状態でのトータルゲインはPortaphileよりも少し大きめ。出力のDCオフセットは1〜2mV。AKG K-501に対する安定性はPortaphileの方がこころもち上。Output GNDがしっかりして低音がドスドス出るようになると、ほかの部分で癖をつける必要を感じなくなるのか全般的にAD8620よりもLM4562の方がいい。さらにOPアンプローリングを試すとしたら、AD8066あたりかな。



おまけ写真。
自然光で撮影した際のSO905iCSも期待を裏切らない。VGA解像度に設定しても、しっかりしたリサイズアルゴリズムでJPGを作ってくれるのでそのまま使える。


CMoy型ヘッドホンアンプとそのバリエーションはこれで一区切り。次やるとしたら、2SC959/960をL/Rチャネルにも投入かな。