CMoy (5) NiMH充電池対応



なかなか行けなかった秋葉にやっと行けて、買おうと思っていた006P型のNiMH充電池・充電器のセットを買ってきた。アンプ側の充電池対応と言ったって、動かすために最低限やるべきことは無事に電池のサイズが合うかどうかの確認くらい。ここでやる対応は、アンプのケースを開けずに外から充電するための端子を引き出す、という作業。


この日を想定して電源の正負を両切りする2接点の電源スイッチを付けてあるので、電源がOFFのときに電池とつながる接点に、外に引き出す充電ケーブルを半田付けします。



アンプの背面の上隅、ぎりぎり電池と干渉しない場所に穴を開けてケーブルを外に引き出します。充電ケーブルの先端の電池コネクタは、ここが電池相当になって充電器に接続されるので通常とは正負を逆につなぎます。



この程度の作業なら仕事は早い。バラしたついでの回路変更もしなかったし。熱収縮チューブ用に、バーナーモードで愛用している携帯ハンダごてのガスがなくなってしまったらか買ってこよう。



充電端子はとりあえずこんな感じで背面に。アンプの電源がOFFのときにはここが電池の電極と直結してしまうので、事故を避けるために、本当は外とは絶縁したいところ。そのうち考える。
アンプ天面のマジックテープはiPod装着用。



充電中。便利かもしれない。
このGPの200mAのNiMH、10時間ほどの充電直後の開放電圧が10.06V。アンプに通電すると8mAほど流れて電圧は10.04V。テスターの数字の桁数が少なすぎてあれだけど、この数字だけから計算すると電池の内部インピーダンスは2.5Ω、となる。いつでも電池の電圧をチェックできるのもこの改造の便利なところ。15分ほど使用した後の開放電圧は9.64Vだった。
今回のやり方は簡単だし場所もとらないので、うまく工作できればPortaphile V2^2も外から充電可能にできるかもしれないな。


とは言え自作の王道は、アンプ内部に充電回路を仕込むこと。久しぶりにPlatycerusさんのところを見に行ったら、なんと冬休みにヘッドホンアンプを作っているではないか。すげー(なにがだ)。僕のなんかよりはずっと本格的な回路で、いろいろOPアンプの比較もしている。その中に登場したLM4562という石も秋葉で捕獲してきたので、次回作は、充電回路内蔵、(たぶん)GND強化、(もしかしたら)006Px2で電源電圧増強、そしてLM4562、の変則CMoyで行こうと思う。