Pioneer DV-600AV (6) こう仕様


12Vから5Vをつくる定電圧電源。

電解コンデンサはすべてニッケミで、手持ちの中から、12Vを受けるコンデンサにKXJ250V/100uF、ツェナーのところにAVH50V/10uF、ベースに入るところのLPFにKY100V/100uF、5Vの出口にKY100V/220uFを使ってみた。一般的なKMGよりもインピーダンスが低いコンデンサなので期待大。
トランジスタはツェナー駆動の定電流用が2SA726、電源制御の1段目が2SC1399で2段目が2SD414。


結局、5V電源基板は電源ボックスの中に入れることにした。

こうすれば、DV-600AV側の簡単な切り替えで、もともとのスイッチング電源の5Vと、このシリーズ電源の5Vとを比較することができる。


動作確認兼エージング中。

12Vから200mA、5Vから100mAくらいは楽勝で引っ張れる。出力素子や放熱には余裕があるし、電源トランスの2次側電流にも余裕があるので、トランスのスペックからして都合500mAくらいまでは行けるかな。負荷をかけたときの電圧降下から計算すると、12V電源の方の出力インピーダンスはたぶん1.5Ωくらい。5Vも同じくらいだろうか。


次はDV-600AV本体側の作業。スイッチング電源基板から出ている電源線の中から、DAC用5Vとアナログ段用12Vを探し出して、線を途中で切って、新しい電源からの供給に切り替える。バッファアンプを新しく組むのは後回しにして、まずはオリジナルの回路で電源だけ変えてどうなるかを聴いてみる。オリジナルといっても、OPアンプは4580から2604に変えてしまってあるのだけれど...。